ghibli.jpより(※画像は常識の範囲でご自由にお使いください。との事で有り難く使用します)
【あおさぎ】
キービジュアル あおさぎ (Grey Heron)
実物の青鷺はかっこいい。珍しい鳥ではなくけっこうよく見かけるらしい。
映画では2枚目から3枚目になって個人的にはガッカリ。
アオサギが前周り(おかしい)リアル→アニメ
インコはくるっとまわる行動も結構ある。カナリアはあまりこういう動きをしない。
あおさぎが3枚目の時、はちどり ホバリング(体の形)
凸凹な鼻→手塚治虫?
宮崎監督は手塚治虫に対して厳しい見解(動かないアニメで毎週30分テレビアニメを大量生産。低質でアニメーターのギャラも安い)
『風切りの7番』
鳥が逃げないように風切羽の先だけ切る(クリッピング)
クリッピングとは、鳥さんの風切羽を故意にカットして、鳥さんが思うように飛べないようにすることです。
【ペリカン】
アオサギもペリカンの仲間(アオサギの羽を持っていたから眞人は助かった)
死ぬペリカン「つれてこられた。わらわらしか食べるものがない」→外来種が日本に入ってきている。食物連鎖が崩れる。食べるものが限られてしまう。
【わらわら】
卵子か精子 子供のモト
空に上がるときにDNA(くるくるらせん)
ホルモンを食べる(魚の内臓)
人間になる前に死ぬワラワラもいる。(精子かな?)
たくさんの精子の中で卵子に到達できるのはわずか。
【インコ】
インコが現実の世界ではリアルで、一羽ずつ動きが違うのに
塔の中では同じインコをコピペ。作画スタイルも古い。(敢えて変えている)
ペリカンはずっとリアル
インコ大王が柱に全然かくれてない
<トイレの謎>
トイレに行くシーンがある。(キリコ宅・夏子宅)
*最後のインコのフン(現実)ペット可愛い!→現実は糞尿の片付けもある。
【夏子お母さん】
妹、夏子、顔が似てるだけかと思ったら妹か(似てるって表現をしていたので)
再婚は一族の血を絶やさないように
お母さんは病院に入院してたらお父さんにあまり会ってないのでは?
妊娠が早すぎる感(当時は家と家の結婚だった)
眞人の頭の傷に対して「お姉さんに申し訳ない」←お姉さんに眞人をよろしくといわれていたはず
主人公(眞人)年齢11歳(パンフレットで明らかに)火事の時点?疎開の時点?
戦争が始まって3年で、お母さんの病院が火事で母が亡くなる。(日中戦争が1937年→1940年に母が亡くなる)
戦争が始まって4年で、疎開する。(その時点でお腹の中が動くくらいに胎児は大きくなっている)1941年(終戦は1945年)
1941年の疎開時点で11歳の場合、眞人は1930年生まれ
父「サイパンが陥落した」1944 7 9 てことは、1940年から戦争がはじまったとカウントしているのかも?その時点で11歳なら、1933年生まれ?
(サイパンの戦いは太平洋戦争中の1944年6月15日から7月9日にかけてサイパン島で行われた、アメリカ軍と日本軍の戦闘。)
ちなみに駿監督は 1941年1月5日うまれ
1937年 君たちはどう生きるか 初版 新潮社 (眞人が7歳または4歳の時にお母さんがメモ)
岸信夫さんは安倍晋太郎・洋子夫婦の三男として生まれた
長兄は寛信、次兄は安倍晋三。
生後間もなく母・洋子さんのの兄、岸信和・仲子夫婦に養子に出される
【金銭事情】
お屋敷からして家柄はいい姉妹、でも戦争成金と結婚するしかない
婿養子?戦争中はよい家柄でも苦しかった。唯一、戦争成金だけウハウハ。
おばあちゃん「あるとこにはあるんだね」(お屋敷で良いご飯は食べられない)
まひと「ご飯が口に合わない」(もっと美味しいのを食べてた)
たばこ(おじいさんが最初に吸っているキセルはまずいらしい。でも美味しそうなタバコは夏子の部屋にあった)
たばこ(風立ちぬで出た銘柄?)。夏子さんの部屋から盗む(2本しかなかった)
チェリー(赤い箱)
「耳をすませば(お父さん)」「風立ちぬ」
ジタンブルー(青い箱)
「紅の豚(ポルコ)」
赤いマルボロ「マーヤと魔女」
声
あいこ/大竹しのぶ
いずみ/竹下景子
うたこ/風吹ジュン
えりこ/阿川佐和子
あいうえお順じゃんw
【キリコ】
ひみ様(と、キリコが言う)
「様」っていうのは、キリコが使用人で
ひみ様がお屋敷の娘って構図
ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)
光と闇の狭間(千と千尋にもあった。商店街?の左右で光と影になっている。)
【クライマックス?】
「あんたなんか嫌い!」
もうすぐ子供が産まれる、イライラしている時期。
産院に義理の母や父が来るのが嫌な気持ちに似てるな
紙垂【しで】
榊の枝や串(御幣串【ごへいぐし】)などに垂らす紙片【かみかた】や布(木綿【ゆう】)を言います。
また注連縄【しめなわ】に垂らし神域【しんいき】や祭場を標示【しめ】し清浄を象徴すもの。
【ぞっとした話】
あおさぎ「お母さんの遺体を見てないでしょ」
生きてる?(夢の中で若いお母さんは生きている)or(本当は生きている)
飼い主さんが亡くなった時、家族が亡くなった時、小さい子はわからない。実感がないので、遺体を見ないと消えたことが理解できない。
【影響を受けた作品】
<失われたものたちの本> 宮崎駿氏推薦
おばあちゃんが妖怪に見えた。(七人の小人?)白雪姫(失われたものたちの本の中にも出てくる。)→お母さんは白雪姫でクリアボックスに入れられて運ばれる。
若い子は可愛く描いて、おばあちゃんを妖怪のように描く。
<やぶにらみの暴君>
アオザギが絵から出てくる(やぶにらみの暴君で、絵から出てくるシーン)
これを知らないで見たので、一休さんを思い出した。(虎の屏風から虎を捕まえる)
【火の見せ方】
火事→消防隊が出動 戦闘機がいたら逃げるから、空襲ではないかも?でも空襲?
服装から戦時中であることがわかった。
ムンクの叫び(絵画)
フラッシュバック・幻覚(玄関で炎が見えたあたり)
母親を失って、父が母の妹との再婚、そして腹違いの兄弟という精神的負担感の中で、幻覚が見えていると思った。
他にも絵画「ベックリンの死の島」
<いろんな火>
火事で母を殺す
食事のシーンで火から救われて
きりこが火のスティックで助ける
ワラワラが火で殺される
花火
【石】
頭に打ちつけて、おもったより血が出た・・?
『悪意』
*ケガの程度を大きくして友達に復讐(父を使って)
*学校に行かなくて済むように
*かまってもらいたい?
【積み木】
積み木 :不安定なもの、三角形など
あと1日しかもたない。(眞人「え?!」←正常な時間感覚)
積み木の見せ方がダサい映像(説明しよう!みたいな。戦隊モノの解説。)
積み木っていうか積み石だね。
そもそもフラフラな状態に積み上げられてて、どこか入れろって言われても・・
3日1つの積み木(それは3年で1つの作品)
ヒミが1年戻ってこなかった(現在軸)→塔の中の出来事は1日
1日=1年
積み木はあと1日はもつ→現在軸では1年分
1日はもった。1日くらいで崩れたので。(インコ大王に壊された)
【謎のシーン】
赤いバラが落ちて割れる
CMを思い出した。バナナで釘をうつ、バラがバラバラ
エクソンモービル モービルワン バナナで釘が打てます
氷点下40度の世界
廊下で挨拶
ひさこ ひみ なんで名前が違う?(ニックネーム?)
きりこ は きりこのまま
あおさぎ「お母さんの遺体を見てないでしょ」
生きてる?(ひみ?それとも本当は死んでない?)
お父さんは妹を選んだ?
【ゆがみ】
最初の炎のなかでムンクの叫び(蜃気楼、暑い日に見た。)
お母さんが溶けるシーンはダリ?(溶ける時計)記憶の固執 The Persistence of Memory
【音・ドルビー】
左から兵隊さんが来る
火事のシーンなどの重低音(振動?)
【タイムスリップ】
若いお母さんに会う(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
Back to the Future
タイムマシーン
マーティの父ジョージと母ロレインが結婚のきっかけを得た年で、ロレインの父がジョージを車ではね、救護のため自宅に運び込まれたジョージにロレインが一目惚れする筋書きだったが、はねられそうになったジョージを助けたためにマーティがはねられてしまった。そのため運び込まれるのもマーティに入れ替わってしまい、若き母のロレインは未来の息子であるマーティに恋をしてしまう。
このままでは両親が結婚せずマーティが生まれなかったことになってしまい、存在が消滅してしまう危険をドクから示唆されたマーティはジョージとロレインを接近させるべく奮闘する
(ループ)
お母さんが、火事で死ぬことをわかっていて現実の世界に戻る。(戻らなければ眞人は生まれない)
現実の世界に戻ったお母さんは、君たちはどう生きるかの本にメッセージを書く。
メッセージを読んだ眞人が改心して夏子さんを助けに館に入る。同時にお母さんを探す目的もある。
1年間も館の中にいたお母さんは、眞人が来てくれたことで眞人を産もうと思い、現実の世界に戻ろうと思う。(現実の世界に戻らなければ眞人は生まれない)
扉の番号によって、戻る時代が変わるのかな?
【夢のと外】
一度ドアのところで戻れたけど、夏子さんを助けないとと言って戻る。
(夢だってわかっていて、現実世界に起きる・・や、まだ夢の中に戻ろう)
(夢の中で、これは夢だって気づいたことありませんか?)
ヒミに出会って「夏子は妹」だとわかる。つまりヒミがお母さん。
なのに、「え?お母さん?」と眞人はならないで、ナチュラルに受け入れる(夢の世界であるある)
夢の中のルールは、夢の中だとナチュラルに受け止める。
だけど、積み木は1日しかもたない(世界が1日で崩れる)には「え?」となる。
【セルフオマージュ】
実はこっちのほうが先にイメージして、後から過去の作品ができたのでは?
わからなかった(後で知った)
トンネル(トトロのめいちゃん)
けど知らない私は、サッカー少年グループが洞窟の中に閉じ込められた救出劇を思い出した。
インコ大王 ルパン カリオストロの赤い服に黄色いたすき&崩れる時計塔(カリオストロの塔が崩れる)
セルフオマージュ(無意識と意識的)
【構成バランス】
7年かけて、その間に相棒の死やら、色々あって、つぎはぎな感じにもなり、スト〜リーの時間配分のバランスも崩れた?
前半に時間かけて後半あわてて作ったのでぎゅうぎゅう詰め、夏休みの宿題をあわててやる感じ
【宮崎駿→宮﨑駿】
引退したのではなく、引退している最中。
毎回全力を尽くすので、力付きでもう限界!という気持ちだから毎回引退をイメージする。(もう懲り懲り!ってくらいに全力を尽くす。体力気力が回復すると、また描きたくなる)
【観客のために】
「ラストでナウシカがよみがえるところ、あの場面にいまでもこだわっていまして、まだ終わった感じがしないんです」(※1)
※1 ジブリ・ロマンアルバム『風の谷のナウシカ』(徳間書店)所収のインタビュー。『出発点』(徳間書店)所収より
A案は宮さんの案そのまま。王蟲が突進しその前にナウシカが降り立って、いきなりエンド。これはこれで宮さんらしいけどね。
B案、これは高畑さんが言い出したもので、王蟲が突進してきてナウシカが吹き飛ばされる、そしてナウシカは永遠の伝説になる。
C案、ナウシカはいったん死んで、そして甦る。(鈴木さん案)
「また、ものを作るチャンスがめぐってくるかもしれないなって思って、本当にほっとしたんですよ。(略)だから『やった!』じゃなくて『切り抜けた』っていう実感のほうが強かったです」(※2)
※2 宮崎駿『風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡』(ロッキング・オン)
https://bunshun.jp/articles/-/42438?page=4
「また、ものを作るチャンスがめぐってくるかもしれないなって思って、本当にほっとしたんですよ。(略)だから『やった!』じゃなくて『切り抜けた』っていう実感のほうが強かったです」(※2)
※2 宮崎駿『風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡』(ロッキング・オン)
「これで食べていけるかな」 宮崎駿監督が心配した「ナウシカ」前夜
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR743PLMR73UCVL021.html
宮さんは映画では、必ずしも自分が作りたいものを作っているわけじゃない。ものすごく観客のことを考える人ですから「物語もバランスをとって、最後は明るく」というのをやり続けてきた。
【こっちか。】
失われたものたちの本
(こっちのほうがストーリーが近い)
ジョン・コナリー『失われたものたちの本』(田内志文訳、創元推理文庫)
【音楽】
久石譲さんの楽曲は情景とともに脳裏に焼き付き、自然と口ずさんだり、鼻歌を歌うような物が多かったけど今回は完全に脇役に徹して、どんな楽曲だったかの記憶もなく、
主役である宮﨑監督を立てて引き立てることに徹したのかな?と。
同じく主題歌も、エンドロールのメンバーの名前を見るのに必死で、最初忘れていたくらいに存在感を消していた。
サビになる前にハッと気付いて、主題歌の歌詞もメロディーも注意して聞くようにしたけど、
綺麗な言葉を並べるも心に残る言葉もなく、インパクトあるメロディーもなく、これまた、バックミュージックに徹し、宮﨑監督の世界観を主役にしたのかな?と。
結婚式で花嫁より目立たないように意識しつつもマナーの範囲で着飾って祝福するようなバランス感覚。
どんな曲だったか全く覚えてなかったので
帰宅後にインスタにUPする際に、その曲を使ってみた。
その際にもう一度歌詞も確認したけど、これは宮﨑監督にプレゼントすることが目的で、監督が喜ぶように作ったような感じを受けた。